うつの原因となる板挟み
- 2013/7/2
- うつ病の原因
うつの原因のひとつとしてよくあるものに
ダブル・バインドがあります。板挟みという意味です。
うつの原因となっている場合が多いのですが
本人が気づいていない事が多いのが特徴です。
この原因と対策を知っておくことで
うつ治療への糸口が見える場合があります。
■ダブルバインドとは
このダブルバインドのよくある例としては
仕事におけるダブルバインドがあります。
今の仕事がつらくてしょうがないが仕事に行かなければならない。
自分にはこの今の仕事が絶対に必要だという枠に囚われている場合に発生します。
今の仕事が全てになっていて他の可能性が考えられなくなった状態です。
今の仕事をしなければいけない、それでいながら今の仕事はとてもつらい
という2つの壁による板挟みで苦しむことになります。
この板挟みの枠に囚われた状態から抜け出るには
例えば「もし今の仕事をしないならどうなるか?」
「別の仕事をできたとしたら?」などを考えていくと
いくらでも道があることに気づくかもしれません。
同じ会社の中でも別の仕事を選べるかもしれません、
会社を変わる事もできるかもしれません。
■私も以前は板挟みで苦しみました
私も以前は会社員で
その当時の仕事が全てというような
感覚で仕事をしていました。
こういう枠にとらわれていたので
仕事で失敗したり、うまくいかない時は
とてもつらくダメージを受けていました。
当時は他の仕事をする可能性があるなどは
考えもしませんでした。
とても小さな枠にとらわれていた事も
うつになった原因の一つでした。
私の場合はうつ克服の過程で考え方を変えました。
仕事をやっていくにも
色んな仕事をやれる可能性があるということや
当時の仕事が人生の一部にすぎないと思えるようになり
とても楽になったのを覚えています。
板挟みの枠から出て視野を広げるのが大切です。
うつの原因となっている板挟みの枠から出られると
心の負担が大きく減ります。
人間関係がつらいがその人と付き合わなければならない
というのもよくあるパターンです。
そんな場合なら、
こんな風に考えてみるのがヒントです。
「もし、その人との関係を維持しないならどうなる?」
「もし、別の人間関係を築けたとしたら?」
色んな可能性があるのではないでしょうか。
■板挟みの状態から距離を置いてみる
うつの原因となるダブルバインドは
こういう板挟みの状態のことをいいます。
この板挟みの状態に長い間いると
うつの原因になることがあります。
この状態は色んなパターンがありますが対策としては
一旦板挟みの状態から出てみることです。
耐えられないほどつらいなら仕事や人間関係から
一旦距離をおくなどができると視野を広げる事になります。
板挟みの状態にいるとこの仕事が全て、
この人間関係が全てと思い込みがちです。
そうではないと知るためにも距離を置き
客観的に見るようにして下さい。
距離をおいて見てみるとその仕事や人間関係などが
全てではないと気づくことがあります。
悩みの原因になっている仕事や人間関係が全てではないと
思えれば選択肢も広がり解決の糸口も見えてきます。
【追記】
「病院に行っても改善しない・・」
「家から出て病院に通うのもつらい・・」
など、つらい状況から抜け出したいのにうまくいかない
そう悩んでいる方は非常に多くいらっしゃいます。
そんな方は自宅で取り組める改善法をやってください。
自分のペースで取り組んでいくことができます。
⇨自宅で取り組むうつ改善法