うつの悩みとエネルギーの法則
- 2013/4/15
- うつ病の治療
悩みは気にすれば気にするほど
影響力を増してきます。
うつ状態から抜けらない
夜眠れない
後悔の念ばかりが沸き起こってくる
そういった時はどうしようもない気持ちになってしまいますね。
うつ状態も、夜眠れないのも、ネガティブな事ばかり考えてしまうのも
自分の頭ではコントロールができません。
心と体(潜在意識とも言えます)が引き起こしている問題は
心臓の鼓動や体温を頭で考えてもコントロールできないのと同じで
直接はコントロールできません。
頭で考えてもコントロールできないとはどういう事かというと
例えば、周りで聞こえている音を聞かないように頭で考えて意識してみて下さい。
音はどのようになりましたか?
頭で「周りの音を聞かないようにしよう、聞かないようにしよう」と考えて下さいね。
こうするとほとんどの人はかえって周りの音が気になります。
つまり我々は周りの音を聞かないようにする事を
頭ではコントロールできないのです。
ただ、別の事に集中していると音の事は忘れますのでここに重要なヒントがあります。
音を聞かないようにしようとすればするほど、周りの音が気になります。
それと同じでうつ状態から抜け出ようと考えれば考えるほどうつ状態は強化されます。
夜寝れるようにしようと考えれば考えるほど夜眠れなくなります。
後悔などネガティブな事を考えないようにしようとすれば余計にネガティブな気持になってしまいます。
ではこのような心と体(潜在意識)が引き起こす問題に対応する方法はどうすればいいかというと
間接的にコントロールするという事がもっとも効果的です。
周りの音を聞かないようにしようと思えば、何か別の事に集中すれば聞こえなくなります。
うつ状態から抜けたければ、うつから抜け出る事以外の事に意識を向けて過ごす、
夜眠れるようになりたければ、眠ること以外の事に意識を向けて過ごす、
ネガティブな事ばかり考えてしまうのなら、ネガティブにならないようにと考えるのではなく
別の事に意識を向けて過ごすということです。
また、頭でコントロールできない問題は意識すればするほど
影響力を増すと知っておくだけでも
悩みを意識して悪化させているような状況を改善できます。
この仕組みも覚えておいて下さい。
「なぜうつ状態から抜け出せないのだろう」
「なぜ寝れないんだろう」
「なぜネガティブな考えを止められないんだろう」
と意識すると、それらの悩みが余計に力を持ちますから
今はうつでもしょうがない
寝れなくてもしょうがない
ネガティブになってもしょうがない
とまずは思い、いずれは別の事に意識が向けば
大きく改善していきます。
意識を向けた対象が、自分の中で力を増すのを「エネルギーの法則」と言います。
悩みでも夢や目標でも意識を向けると力を得ます。
悩みを避けようと思っていてもそちらに意識が向き
悩みにエネルギーを与えてしまいますから注意して下さいね。
【追記】
「病院に行っても改善しない・・」
「家から出て病院に通うのもつらい・・」
など、つらい状況から抜け出したいのにうまくいかない
そう悩んでいる方は非常に多くいらっしゃいます。
そんな方は自宅で取り組める改善法をやってください。
自分のペースで取り組んでいくことができます。
⇨自宅で取り組むうつ改善法