仕事がうまくいかなくて、うつになる場合
- 2013/10/4
- うつ病と仕事
サラリーマンの方のカウンセリングなどで
仕事がうまくいかなくなって、うつになったという人が
多くカウンセリングにこられます。
仕事がうまくいかないと
周りの同僚などと比べて自分は仕事ができない。
だから自分はダメなやつだと思い込んでいる方が多いです。
こういった方の陥っているパターンとして
「自分はダメなやつだ」と思い込み
自分のダメな部分にばかり焦点を当ててその証拠を揃えていきます。
そしてますますうつを悪化させていきます。
■思い込みが焦点を作る法則
「自分はダメだ」こういった思い込みを持つと
自分の中にある思い込みを正当化する部分に人は意識を向けていきます。
自分はダメだと思い込んでいる人は
それを正当化する自分のダメな部分ばかり見て
やっぱり自分はダメなんだと思います。
人の習性として何かを思い込むと
その思い込みが正しいと証明しようと無意識に思ってしまうのです。
「自分はダメだ」というネガティブな思い込み。
↓
そしてその思い込みを補強する部分にばかり意識を向ける。
↓
やっぱり自分はダメなんだとさらに思い込む。
この悪循環を断ち切る必要があります。
■人は現実の1%も把握できない
知っておいてほしいのは人は現実の1%も把握できないということです。
自分を取り巻く情報があまりにも多すぎて処理しきれないためです。
そんななかでうつなどで自分をダメだと思い込んでいる人は
自分の周りのネガティブなものにばかり注目してしまいます。
自分はダメだとの思い込みがそのような意識を作ります。
■自分を肯定できるものを探す
仕事でうつになるような人は
「自分は仕事ができない」とか
「評価されない」とかにばかり意識を向けます。
そういう人に考えて欲しいのは
何か自分にも得意な事があるかもしれないし
やる気のでる仕事が見つかれば
いくらでも力を発揮できるかもしれないということです。
カウンセリングではそういったものをオーダーメイドで一緒に探します。
ひとによっては自分一人でも探せるかもしれません。
さらに言えば自分の価値を仕事だけで判断する事自体が間違っています。
大切に思ってくれている家族がいるかもしれません。
熱中できる好きな事があるかもしれません。
仕事でうつになるほど悩んでいる人にとって本当に大事なのは
そういった仕事以外のものの場合があります。
それが見えなくなっています。再発見する必要があります。
こういったものがうつ克服のカギになっていきます。
【追記】
「病院に行っても改善しない・・」
「家から出て病院に通うのもつらい・・」
など、つらい状況から抜け出したいのにうまくいかない
そう悩んでいる方は非常に多くいらっしゃいます。
そんな方は自宅で取り組める改善法をやってください。
自分のペースで取り組んでいくことができます。
⇨自宅で取り組むうつ改善法