自分を否定ばかりしてしまう場合
- 2015/6/28
- うつ病の症状
自分には肯定できる部分などないと
思っているのであれば
知っておいてもらいたいことがあります。
それはおそらくあなたは
否定されるケースばかり見ている
ということです。
■仮設を立ててしまうと
悩んでいる状態では視野が狭くなるので
ひとつの仮説をたてると
それだけに固執するようになります。
「私はダメなやつと思われている」と思い込むと
「相手は自分のどの部分をダメだと思っているのか?」
「やっぱり私をダメだと思っている!」
という切り口でしか物事が見えなくなります。
自らたてた仮設の
裏付け証拠だけを集めるようになります。
この考え方にはまり込んでいると
自分を否定している人しか目に入らなくなりますし
自分でも自分を否定する事しか考えなくなります。
■意識してなかったプラスの側面
自分を否定している人ばかり
見ていたとしたら
「私はダメな人間だ」と思ってしまいます。
自分の肯定できる部分などは
長い間考えもしていなかったのでは
ないでしょうか?
意識していなかったので
肯定できる部分などは
ずっと忘れているかもしれません。
本当は探してみれば
いろいろ見つかってくるかもしれません。
■自覚はありません
自分を否定するような事ばかり考えている時は
いろんな面の一部しか見ずに
かたよった見方をしてるという
自覚はありません。
なにかのきっかけで毎日悩み続けているうちに
知らず知らず視野がせまくなり
気づいたら自らを否定する考えを持ち
それを証明する証拠ばかりを探しているようになります。
自覚がないので
気づいたらそんな状態に
はまりこんでいたという人が大勢おられます。
■悪い部分が全てだと感じるようになる
ずっと悩み続けていると
自分の中の一部である
否定されるような部分が
自分の全てだと感じるようになります。
悩み続けると大勢の人が
そんな風に感じるようになります。
ダメな自分が「私の全てだ」としか
思えなくなります。
感情もともなってそう思うので
正しい認識だと感じてしまいます。
実際にはあなたは
肯定できる部分がない人間では
ないはずです。
それが見えなくなって
否定的な部分しかない人間だと
間違って強く感じてしまっているだけです。
■少しだけでも考えてみる
自分を肯定できる部分など何もないと
そう強く感じていてもかまわないので
10分でもいいので自分を肯定できる部分を
探してみてほしいと思います。
1回やるだけでは見つからなくても構いません。
何回かやっていると徐々に見えてくることもあります。
1回ほんの10分でもやってみることで
少しづつ変わっていくことができます。
狭い視野にはまりこんでいる状態から抜け出し
本来の自分の姿を取り戻していって下さい。
【追記】
「病院に行っても改善しない・・」
「家から出て病院に通うのもつらい・・」
など、つらい状況から抜け出したいのにうまくいかない
そう悩んでいる方は非常に多くいらっしゃいます。
そんな方は自宅で取り組める改善法をやってください。
自分のペースで取り組んでいくことができます。
⇨自宅で取り組むうつ改善法