うつ病のために仕事で怒られる場合
- 2015/8/23
- うつ病と仕事
うつ病で仕事がうまくできなくなって怒られる、そんな状況に悩む人もいると思います。
そんな状況になってしまったらどう対応して乗り越えればいいのでしょうか。
そのためのポイントをいくつかご紹介します。
自分を責めてないかチェック
まず最初に考えてほしいのは自分を責めていないかということです。うつ病になるような人は真面目で責任感が強い場合があります、そのため仕事でミスをして怒られると病気のせいなのに自分を非難して自己嫌悪におちいるということを繰り返してしまう事があります。
自分を非難したり自己嫌悪になったりするのは心の病気であるうつ病を悪化させこそすれ改善させることはありません。そのため現状から抜け出し元気になっていくためにもいいことではありません。
そもそもうつ病のせいで仕事がうまくできなくなっているのなら自分のせいなんかではありません。
自分で自分を攻撃して傷つけてはいないか、このポイントをまずは気にかけてください。
長期的な視点を持つ
うつ病でミスが増えて仕事で怒られたりするとそのことに意識が向きます。つまり「仕事がうまくいかない」という目の前の問題にばかり意識が向かいそのことで頭がいっぱいになっていきます。
この目の前の問題で頭がいっぱいになるという現象も精神状態を圧迫して心が疲弊していく原因になるのでよくありません。
目の前にある問題は確かに重要なもので「なんとかしなければいけない」という気持ちはわかります。ただ、その真面目な気持ちがあるために自分の状態をより悪化させていくことが一番心配です。
そんな時には自分の生活をもっと長期的な視野で見てみるということをオススメします。つまり目の前の問題だけでなくもっと将来にも目を向けてみるということです。
例えば具体的には「10年後にはこんなふうな生活がしたい」という夢があればそんな将来の夢を意識して生活すると目の前の問題ばかり意識して悩み続けなくてもすみます。ただ、この将来の夢が「こうあらねばならない」というような自分を追い詰めるものであれば逆効果なのでご注意ください。10年後には田舎でのんびりくらしたいとかそんな夢があると目の前の問題ばかりに悩まなくてもよくなり、徐々に心を癒していくことが出来ます。
長期的な視野を持つもうひとつの方法は「10年後の自分から今の自分を見てみる」という方法です。10年後の自分から見たら今の自分は仕事はうまくいってなくても頑張っていると思えるかもしれません、上司からの評価が悪くても気にしなくてもいいと気づけるかもしれません。10年後の自分から今の自分を見ると視野が広がり自分を追い詰めていた考え方が柔軟になります。
楽しみを大切にする
うつ病のために仕事で怒られるとそのことばかり考えるようになります。ただ、そのことばかり考えていても楽しくないですし気が滅入るばかりです。これではうつ状態を悪化させかねないので心に栄養分を与えてやる必要があります。
その心の栄養分というのは「楽しい」「うれしい」などのプラスの感情です、これが自動車でいうところのガソリンのような役割になります。
仕事で怒られることばかりを意識しているとこういった感情を感じる機会をどんどん減らしていってしまいます、自動車でいえばガス欠です。
心にエネルギー源といえるプラスの感情を与えてあげてください。これがあなたの精神状態を復活させるために必要なことです。
まとめ
うつ病で仕事がうまくいかなくて怒られる、つらい状況ですが嫌なことばかり考えるのではなく、自分の気持ちをうまくコントロールして心を癒していくことが元気になって仕事をうまくするためにも必要なことです。
【追記】
「病院に行っても改善しない・・」
「家から出て病院に通うのもつらい・・」
など、つらい状況から抜け出したいのにうまくいかない
そう悩んでいる方は非常に多くいらっしゃいます。
そんな方は自宅で取り組める改善法をやってください。
自分のペースで取り組んでいくことができます。
⇨自宅で取り組むうつ改善法