うつになりやすい性格と対策
- 2013/6/19
- うつ病の原因
今回はうつになりやすい性格についてお伝えしたいと思います。
一般的には真面目で責任感が強い人がうつになりやすい性格と
言われています。
私がカウンセリングをしている経験から
よくあるうつになりやすい性格として
3つほど思い当たるものがあります。
「自分が悪いと考えやすい」
「周りの環境に影響を受けやすい」
「目の前の問題にとらわれやすい」
の3つの性格です。
これらの性格に当てはまっているならそこを変えることで
うつの予防や改善につながります。
性格だからと諦める必要はなく変えることは可能です。
■自分が悪いと考えやすい性格
あなたは、うつになるほど悩んでいることについて
「自分が悪い」という枠にハマり込んでいませんか?
もしそうであるならば一度自分を客観的に
見てみることが必要です。
現在の社会を生きていると仕事や生活の場などで
はたから見てとても無理だという環境が時々見受けられます。
会社で上司のパワハラに耐えている人
過酷な労働環境に耐えている人
家庭で存在価値を見いだせない人
うつになりやすい性格の人は
自分の置かれた環境がひどくても「自分が悪い」と考えがちです。
そして、その性格のために自分を追い詰めてしまいます。
そういった時にやってほしいのは一度「自分が悪い」という枠を
取り払って自分を客観的に見るということです。
本当に自分が悪いのかという事です。
これだけ大変な状況ではつらくても当然だと
気づけるかもしれません。
それだけでも気持ちが楽になります。
うつで悩む人には、「自分が悪い」と自分を責める性格のため
苦しんでいる人が多いので一度考えてみて下さい。
■周りの環境に影響を受けやすい性格
周りの環境に影響を受けやすいのも
うつになりやすい性格の一つです。
例えば会社勤めなどをしていて会社が全てというような意識になり
上司からのパワハラに大きなダメージを受けてしまったりします。
人間関係や会社なども周りの環境といえますが
そういったものに影響を受けやすいとうつになりやすいと言えます。
周りの環境の影響を受けやすい性格とは逆の
影響を受けにくい性格はどんなものかというと
自分は自分というような人です。
周りの環境に左右されにくく我が道を行くというようなタイプです。
有名人でいうとサッカーの本田選手や
野球のイチロー選手のようなタイプです。
周りの環境が変わっても、自分は自分というような生き方です。
自分はこう生きるんだという方向性が見つかり
周りがあまり気にならなくなると悩みにくくなります。
カウンセリングの現場でも
自分はどういう生き方をするのかという
信念、アイデンティティといえるものを引き出すのが重要になります。
これが見つかると周囲の環境に左右されやすい性格が大きく変化します。
■目の前の問題にとらわれやすい性格
どんな人生でも問題が起こりますしアップダウンがあります。
その人の性格によっては
問題やアップダウンのダウンにばかりとらわれてしまい
そこにばかり意識が向く人もいます。
目の前の問題ばかりに意識を向けているとその悩みにとらわれてしまいます。
ずっと悩んでばかりいることになりうつになりやすいと言えます。
こういう性格の人はいい事が起こると
そういったポジティブな事は逆に受け流す傾向もあります。
こういう性格の人の場合は将来の目標を持つと効果的です。
目標を持つと目の前の悩みにばかり意識が向かず
将来に意識が向きます。
うつになりやすい性格として3つほどあげましたが、
これらを性格として諦める必要はありません。
カウンセリングでもこれらの性格を
ものごとのとらえ方や生き方を変えることで
変化させうつを克服してもらってます。
性格だからといって変えられないものでもなく
対策はいくつもあります。
【追記】
「病院に行っても改善しない・・」
「家から出て病院に通うのもつらい・・」
など、つらい状況から抜け出したいのにうまくいかない
そう悩んでいる方は非常に多くいらっしゃいます。
そんな方は自宅で取り組める改善法をやってください。
自分のペースで取り組んでいくことができます。
⇨自宅で取り組むうつ改善法