うつ病治療の落とし穴

花の画像

うつ病の時は
薬を飲んでゆっくり休みましょうというのが
うつ病治療の一般常識です。

あなたもこのとおりにしようと
思っているかもしれません。

実はこの治療方法ですが
ひとつ落とし穴があります。

それは悩んでいる時に時間ができると
悪い方に考えやすいという事です。

せっかく休んだのに
よけい悩んでしまうわけです
これでは改善しにくくなってしまいます。

■できた時間で余計に悩んでしまう

休みましょうというのは
「仕事をしっかりしないといけない」とか
自分を追い詰めている考えを持っているなら
それをゆるめるのが目的です。

ただ、ゆるめるために休んだはずが
「こんな事をしている自分はダメ」だ
「まわりに迷惑かけてる」
とか後ろ向きに考えてしまいがちです。

あなたもうつ病治療で
ゆっくり休もうとしたことがあれば
後ろ向きに考えてしまって悩んでしまった
こんな経験ありませんか?

こんなふうに考えてしまうのは
どうしようもないようにも思えます。

ですが実は、対策があります。
意識がどこにフォーカスするかを
自分でコントロールできればいいんです。

■自分にどう問いかけるか

意識のフォーカスは
「自分への問いかけ」でコントロールできます。

前向きな考え方に意識が向く問いかけを
自分にするということです。

どんな問いかけかというと

「今の自分の人生で恵まれていることは何か?」
→自分の恵まれているところを頑張って探します。

「今の自分の人生で感謝できる事は何か?」
→感謝できることを探してそちらに意識が向きます。

「この休みの期間を楽しむにはどうすればいいか?」
→楽しむための前向きな発想を探します。

自分に問いかけてみましょう、何度もです。

私達の頭は問いかけられたら
その答えをがんばって探すようにできています。

前向きな答えを探すように
問いかけでコントロールするわけです。

問いかけ自体は自分で工夫してみてもいいです。

一回やるくらいであきらめたら効果は出ません
そこまで簡単ではありませんからね。

ただ、何度も意識して取り組むと
効果を実感できます。

最初は10分くらいやってみると
いいと思います。

■気分が沈む時の自分への問いかけ

うつ病治療で時間ができると
悪い方に考えやすいと最初に言いましたけど
これは悪い方に意識が向く問いかけを
無意識のうちにしてしまいがちだからです。

悪い方に意識が向く問いかけというのは
こういったものです

「自分の何が悪かったろうか?」
→自分の悪かったところを頑張って探してしまいます

「自分の将来が悪化する理由は何だろうか?」
→将来が悪化する原因になりそうなものを探します

「周りの人にどんな迷惑をかけただろうか?」
→自分の貢献は無視して、迷惑をかけたところばかり探します。

うつ病を治療しようと思っているのに
無意識のうちにこんな問いかけをしていたら
気分が沈んで憂鬱になってしまいます。

意識せずにしてるはずなので
やってしまってないかチェックしてみてください。

いつもやってしまっていた
後ろ向きになる問いかけが見つかれば
それが憂鬱になっていた
原因のひとつなので捨ててくださいね。


【追記】
「病院に行っても改善しない・・」
「家から出て病院に通うのもつらい・・」


など、つらい状況から抜け出したいのにうまくいかない

そう悩んでいる方は非常に多くいらっしゃいます。

そんな方は自宅で取り組める改善法をやってください。

自分のペースで取り組んでいくことができます。

⇨自宅で取り組むうつ改善法


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